怒った時、感情的になってもいい話 「思考」を育てる100の講義
どうも管理人の考えてる人です。
自分は幼い時から読書が好きでして、今でも読んだりはするんですが、
その中で面白いかつ役に立ちそうなお話が合ったので紹介します。
それが森博嗣氏の「思考」を育てる100の講義
という大和書房から出版されている本です。
森 博嗣氏は、工学博士、某国立大学工学部助教授として勤務する傍ら、
ミステリィ作家としてデビュー。
以後、小説に限らずエッセィや新書などで数多くの作品を発表し、
人気を博している。
そんな彼の本と出合ったのは近くの古本屋でタイトルに惹かれ購入しました。
この小説はタイトル通り(まえがき、あとがきを除く)100のエッセィ集です。
全てを紹介してしまっては面白くないのでそれに書く気力がありませんし自分が気に入った話を紹介します。
3限目 なまった理性を研ぎ澄ます 「感情」論 31/100 82ページ
感情的になるな、というのではなく、感情で観察を遮断するな、である。
というお話です。
一つの講義に対して全て2ページでまとめられていてとても読みやいです。
読みやすいということは、吸収しやすいということ。
つまり理想的な教科書になりえるということです。
どうやら実際に森さんの作品は教科書にも使用されているそうです。
感情的になってはいけないなんてよく耳にしたことがありませんか?
しかし森さんの場合「もうすこし感情的にならなくちゃ」と考えるそうです。
その理由は「感情的になっても、論理的でなくなることがないから。」とのこと。
本人が「感情」だと認識していないものもある。「私には向かない」というように、あたかも理論的に証明されたことのように納得している対象がある。何故嫌いなのか、その理由も用意されていて、これは感情ではなく、理論的な結論なのだ、と思い込んでいるのだ。でも、、よく思い出してみると、もともと「感情」である。
⇧本文より引用
理解がしやすいように例え話にあるように、さすが教授と言いたくなるほどのよみやすさです。
知識欲が抑えられなくなった方は是非読むことをお勧めします。